ミエルシトロンブログをご覧の皆様、お久しぶりです。
本日は厨房スタッフよりパティシエのアーサーがお届けいたします。
さて、結婚式場に勤めておりながら、なぜ今までこの話をしていなかったのか、
甚だ疑問ではありますが、今回は満を持して「ウエディングケーキ」の歴史をご紹介できたらと思います。
まず、披露宴が始まりますと必ずと言っても過言ではないほど登場してきますこの「ウエディングケーキ」ですが、
どのような意味合いが込められ、どのような成り立ちを持っているのか。
結婚式の準備をするさなか、ふと頭をよぎる瞬間があると思います。
有名な話では、おふたりが初めて行う共同作業としての「ケーキカット」や、
一生食べるものには困らせない、おいしいものを作ってあげるねという意味のある「ファーストバイト」
しかし、ウエディングケーキにはまだまだたくさんの素敵な意味が込められております。
始まりは古代ギリシャ神話から・・・などという説もあり、
はるか昔から存在するウエディングケーキですが、
18世紀当初、まだバターケーキ(ドライフルーツなどがふんだんに入ったパウンドケーキのようなもの)が主流であった頃、
ウエディングケーキはまだ「ブライドケーキ(花嫁のケーキ)」と呼ばれておりました。
最初は1段だったブライドケーキもヴィクトリア女王の披露宴に用意されたものに影響をうけ、2段、3段と変わっていきます。
今日紹介したい素敵な風習は、ウエディングケーキが3段あり、
それぞれの段に意味が込められていることです。
まず、新郎新婦が入刀する1段目は、当日列席された方々へ振舞われます。
そして2段目は当日列席できなかった親族友人へと振舞われます。
これはまだ洋酒にたっぷり漬かっている日持ちの良いバターケーキだからこそできることですね。
そして3段目は新郎新婦が大切に冷蔵保管して、初めての子供が生まれてくる日、
もしくは1年目の結婚記念日に食べるといった風習があります。
新郎新婦に関わるたくさんの方に幸せを届けて、よりふたりのことを知り、
未来にまで幸せを残しておける素敵な風習だと思いませんか?
もちろん現代では生クリームでデコレーションされたものが主流になっており、
伝統と同じように保管することは難しいですが、
当日列席できなかった方や、未来のお子様へ何かを残しておけることがあると思います。
ミエルシトロンではおふたりの想いの詰まったブーケをアフターブーケとして手元に残しておくこともできます。
もちろん、アルバムとしてたくさんの思い出の詰まった写真や記録映像として
幸せな1日を繰り返し噛みしめることもできます。
昔の新郎新婦も結婚式その日よりももっと先まで、その日の気持ちを忘れない、そして思い出せるようにしたいといった気持ちがあったのかもしれませんね。
Miel Citron 浅見
お時間のあります際は是非一度ミエルシトロンにお越しください
スタッフ一同心より楽しみにお待ちしております
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