ミエルシトロンブログをご覧の皆様こんにちは!
本日のブログは菅原がお伝え致します。
本日は、実際にあった結婚式の
エピソードをお伝えさせていただきます。
ある新郎新婦様のお話です。
会場見学にお越しいただいた際、おふたりのご要望など
たくさんのことをお聞きしていく私達ウェディングプランナー。
そのおふたりが初めて会場見学にいらっしゃった際
「結婚式を挙げられるか、正直まだわからないんです」
そうおっしゃっていました。
新婦様のお父様とのご意見が合わず
とりあえず式場だけは探しておこうと来ていただきました。
その後、前向きに結婚に向けての準備ができるようになり、
会場を決めていただいてから、たくさん打ち合わせをさせていただきました。
そんな打ち合わせの時に新婦様とお父様が
その後なかなか結婚についての話もなく、あまり会話もないことを聞き、
当日までくることに・・・
そんな不安を抱きながら当日を迎えたおふたりに
「大丈夫です。いい日にしましょう!」
そう声をかけさせていただき、1日が始まりました。
挙式の入場前
新郎さんがひとり扉の前に立ち
「俺、結婚するんだね。今すごいプレッシャーを感じてる」
そう、小さな声でおっしゃいました。
「それだけ、大切な日なんです。いい緊張感を持って胸張っていきましょう!」
そう声をかけさせていただき、挙式会場へと進んでいかれました。
そして、新婦様の入場前
お父様と少し距離を置きながら、新婦様とお父様が
扉の前に立ち、最後のお支度をしていきます。
そんな時お父様は終始うつむきながら、顔を上げず
ただ、下だけを見られていました。
新婦様は、組んでいる手でコンコンとつつきながら
「ほら、もう入場だよ」
その時です。
お父様はゆっくり顔を上げ、しっかりと前を向き
「・・・幸せになれよ。」
そう一言。
その目には、大粒の涙が流れていました。
その言葉を聞き、そしてその表情を見た時に
「・・・うん。ありがとう。」
目に涙を浮かべながら、絞り出した新婦様のお言葉
その光景を見た時に、扉口にいた私も
思わずもらい泣きしてしまう感動のシーンでした。
挙式は、おふたりがこれから夫婦になる
未来への門出の時間です。
その入場前にはさまざまな表情があります。
-夫になるという決意-
-親への感謝の気持ち-
-娘を送り出す親の気持ち-
私が結婚式の一番好きな場面です。
それぞれの想いを素直に伝えられる結婚式。
その伝え方は面と向かった伝え方でなくても大丈夫です。
ただ自分の想いを、感謝を、思うままに伝えていただければ大丈夫なんです。
当日を迎えるまでは恥ずかしさもあると思います。
でも、結婚式にはその素直な気持ちを引き出す不思議な力があると思います。
是非、皆様の想いを私達に教えてください。
共に伝え方を考える。
それが私たちウェディングプランナーです。
三重県四日市市の結婚式場・ゲストハウス
ミエルシトロン