ミエルシトロンブログをご覧の皆様!
本日は厨房よりパティシエのアーサーが伝統菓子のお話をお届けします。
早速ですが皆様は「マドレーヌ」というお菓子をご存知でしょうか?
焼き菓子の中でも特にポピュラーな、貝殻の形をした見た目も可愛いものですね!
それではなぜ貝殻の形をしているのか?
そこにはマドレーヌが世に広まるきっかけとなった出来事に秘密がありました。
時代は18世紀、フランスのロレーヌという地方を治めている王様が
客人を招いてパーティーをしていました。
ところがその時お城のキッチンでは大変なことが起きていました…
なんとパティシエと料理人が大喧嘩をしていたのです!
怒ったパティシエはお城を飛び出してしまい、
これではデザートが作れない!とキッチンは大慌てです。
そこで登場するのが「マドレーヌ」という名前のメイドさんです。
彼女が「おばあちゃんに教えてもらったお菓子なら作れます!」と名乗り出ます。
そうして、彼女はキッチンに有ったホタテの貝殻に
生地を流し込んでお菓子を焼きあげます。
それをパーティーで振舞ったところ大盛況!
そのお菓子を彼女の名前から「マドレーヌ」と名付けました。
王様はマドレーヌというお菓子をとても気に入り、
嫁いで行った娘にも送りとどけます。
実は王様の娘の結婚相手は「ルイ15世」というフランス国王なのです!
こうしてヴェルサイユ宮殿でも有名になったマドレーヌというお菓子は、
瞬く間にパリの街でも大流行するのでした。
今日に至っても形は変わらず貝殻型ですが、
お店によってさまざまなアレンジ、流行のトッピングがあります。
結婚式にも変わらない伝統と、おふたりらしいアレンジが大切だと思います。
マドレーヌに学び、皆様に楽しんでいただける結婚式を行えるように
日々勉強していこうと思います。