ミエルシトロンブログをご覧の皆様、こんばんは!
本日のブログは菅原がお伝え致します。
本日のブログは、結婚式のエピソードを
ご紹介したいと思います。
結婚式には、さまざまな時間があります。
同じ時間でも、新郎新婦様によって雰囲気や想いも変わってきます。
ある新郎新婦様の結婚式で
新しい門出を迎える前にご家族とだけの時間がありました。
その一つとして行われたのが「ベールダウンの儀式」
ベールダウンの儀式とは、最後の花嫁支度の儀式といわれています。
新婦様をおおうそのベールは、邪悪な物から身を守り、
無事に新郎様のもとへと辿りつけるようにと願いを込めて
そして、ベールに家族の愛情を込めて包み込むもの。
そんな由来があります。
この日の新婦様のご家族には、
なかなかお子様ができず、諦めていた時に
新婦様がお生まれになりました。
ようやく生まれてきてくれた我が子
その想いは、生まれてからだけでなく、そのお腹にいる時から
大切に、大切に愛情込めて育てられてきました。
そのお話を新婦様がお母様に聞いたのは
20歳になった成人式の日
「あなたは大人になっても私達にとっての宝物だよ」
この言葉が新婦様の中では
ずっと心に残っていたそうです。
そして迎えた当日
我が子がそのお腹にできた時がどれほど嬉しいことなのか。
その喜び、できなかった時の悩み
同じ女性だからこそ痛いほどわかるとおっしゃっていた新婦様
この日のベールダウンの儀式は
お母様とだけの時間で行われました。
おふたりの控室で
新婦様とお母様とだけのお時間
新婦様は、椅子に腰かけ
お母さまは、その前に立ち
見つめ合いながら、時間が少し経ちました。
時間としてはほんの少しの間でしたが、
おふたりにとっては忘れられない時間になったと思います。
そして、少ししてから新婦様から
今まで本当にありがとう。
もっと、もっと伝えたい想いはあったけれど
溢れそうな涙をぐっとこらえ絞りだした一言。
その一言にはたくさんの感謝が込められていました。
その言葉を聞き、そっと新婦様の両肩に手を置き、
新婦様のおでこに自分のおでこをつけたお母様。
―私のもとに生まれてきてくれて、ありがとう―
そうおっしゃったお母様の目からは
たくさんの涙が流れ、その瞬間新婦様もおさえていた涙が
こぼれ落ちてきました。
これほどたくさんの愛情を注いでこられた
お母さまのその愛をベールに込めて、
そのベールに身をつつみながら、この新しい門出に向かった新婦様
この日は、今まで以上に母の愛、家族の愛を感じられたと思います。
その愛はそれぞれ家族によっても違ってくるとは思いますが、
変わらないことは、「息子娘を心から想う気持ち」
―幸せになってほしい―
この想いは変わらないと思います。
結婚式には、おふたりの想いだけでなく、
列席される方全員の想いが集まる日
その一人一人の想いが伝えられる時間にするため
その想いが伝わる時間にするため
僕たちウェディングプランナーがいます。
結婚式は最高であり、最幸です。
本日のブログはこれが伝われば何よりです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
MIEL CITRON
菅原 祥友